今回の展示では、スタジオジブリ制作の短編映画「巨神兵東京に現る」も上映されていました。
巨神兵というとアニメの映画「風の谷のナウシカ」しか知らないので、生物というイメージでしたが、本来の漫画版ではストーリーが巨大で、巨神兵はあくまで人造物のようです。なので、ロボットみたいな構造でいいのですね。
この短編映画。ある日ついに大都会に現れて、街を焼き尽くす、というようなシーンが上映されていました。
しかしながら、これは世代にもよるのかもしれませんが、今となってはロボットが出てきて暴れても、何となくピンとこないのが正直なところ。
大自然の猛威、自分たちの作った装置のいわば暴走という現在の私たちが置かれている立場からすると、これらのほうが、より恐ろしく、より現実味をもってのしかかっています。
ただ、この短編映画の制作は、今回の展示のテーマそのままに、ミニチュアを使っての実写による撮影。もちろんそこに今回の企画展示の意味があるわけです。
ところで、小さい頃からCGがあたりまえの世代の若い人は、このような昔の特撮の世界に対してどのような感想をもっているのか、興味がありますね。
あまりに行列の展示はパスしました。