本日は空港にて、楽団の方々のお荷物をお渡しして2週間のツアー輸送が無事完了しました。
ターロガトー(クラリネットに近い民族楽器)の奏者の方は、演奏中もとてもニコニコが印象的でしたが、空港に到着されてお見かけした時も、ひときわ笑顔で楽しい方でした。
ラースロ・ベルキとジプシー楽団。
スーパーテクニックのソリストとして、楽団を率いるベルキ氏は、父である先代ラースロ・ベルキと同じ名前(実名)で、楽団を率いています。
高いレベルでのジプシー音楽の演奏を実現するべく、奏者も厳選されているとの事。
ツィンバロン奏者の方のソロのテクニックもすごかったですね。弦の間隔も狭そうなのに目にもとまらぬ速さでスティックをあやつっています。
古代ペルシャで生まれたサントゥールという楽器の流れをくんで、東欧につたわった楽器。音はチェンバロに近いのですが、木琴のようにスティックで直接弦を叩いて音を出します。ピアノの祖先などと表現する人もいるようですが、いろいろな楽器があるものですね。
運搬時は足をとりはずして、向きをタテにして専用のケースに収納しましたが、その姿も、なんとなくグランドピアノの保管時を連想させて面白かったです。大きさはずっと小さいのですが。