杉並公会堂で早稲田大学フィルハーモニー管絃楽団の卒団演奏会を。
前半は、情熱的なブルッフのバイオリン協奏曲。後半はチャイコフスキーの交響曲第4番。
陰鬱に始まる1楽章と対照的な4楽章に、ピッチカートの3楽章の中で、今まで印象が薄かった2楽章が、今回聴いていて実に存在感を。
なんとなくオネーギンの手紙のシーンを思わせるところがありますが、今回の解説のメック夫人への手紙によれば、「・・一人夜遅く家の中で座っているときの憂鬱な感情・・」だそうで。
途中の曲調が変わるところは、「思い出」なのですね。この部分が実に甘美で熱情的なメロディです。
終演後に同じ感想を口にしている人が周囲に・・。ライブの面白さですね!