今日はお客様主催の講演会で、東京国際フォーラムまで。
作家の佐藤智恵氏の講演で、テーマは「ハーバードでいちばん人気の国・日本」
研究でとりあげられる企業のなかでも、日本の企業が一番多いのだとか。
海外の人にしてみると、たとえば話題の新幹線の清掃スタッフのような事例が、考えられないことなのだそうで。これは単に短い時間で完了する、ということでなくて、人のモチベーションを上げて、あのような効果をあげていることをさすようですが。
ハーバードは、発展途上国の要人の子息も多いので、日本の戦後の成長についてが大関心事。
日本の事は、あまり国内では褒められないのが、海外から言われて、「そうか」というパターンがおおいような。
印象に残ったのは、戦後の復興のことですが、当時は国、官僚に権限なり資金を集中させて、効果をあげたようなのですが、これは海外では難しいのだそうです。
なぜなら、倫理観が全く違うので、ふつうはまず私腹を肥やしてしまうからだそうで。つまり当時の日本の官僚は、とても倫理的にすぐれていた人がつかさどったということですね。
それを聞いて思ったのは、現在はどういう時代かということ。司馬遼太郎の「坂の上の雲」の終わりの部分が、ふと頭をよぎりました。