久しぶりに演劇を観に、東京芸術劇場のシアターウエストへ。
トムプロジェクトの「にっぽん男女騒乱記」(東憲司 作・演出)の初日。
時代は戦後七年の花街。そしてもうひとつの題材が紙芝居。
どちらも、もう少しで消えていくもの。
その舞台は、なんとなく暗いイメージか、とはならず。逆に、文句なく終始楽しい時間をつくりだしています。
開演前から、舞台上を埋め尽くすように配置されたひまわりも、何かを暗示しているかの如く。
どんな時代も、人は光を求めて生きていると。そのような脚本に、実にぴったりのキャストのお見事な演技が、舞台に清涼感を。
出演は、音無美紀子さん、高橋長英さん、真山章志さん、小林美江さん、そしてミュージカルなどでも活躍中の、上原理生さん。