トム・プロジェクトの舞台「明日がある、かな」
舞台は、昭和の東京オリンピック間近。まだのどかな地域であったと思われる北関東の地。
もう半世紀も前・・なのに、話の内容は、現在多くの人が、苦しんでいる、花粉症の始まりの頃。
さて、笑いだけをとるようなストーリーとは無縁のこのような作品を演じる9名の俳優さんの力量に、とにかく圧倒されました。
特に後半に、実に一人一人が光ってくるのです。まるで、自らに発光し、観客を虚像の世界に引きずり込むパワー。
そして斎藤とも子さんの、シンボリックな気高さ・・
音楽にしても、演劇にしても、ライブは、一期一会の素晴らしい瞬間です。
ああ、今回もずっしり思い直球を受けました。
となりの奥さんは、早くも途中からウルウル状態・・・