少し前の報道で、長崎新幹線でのフリーゲージトレインは断念のようですね。
線路幅が変わるのに合わせて、車両の台車の車輪の間隔を変化させるもの。在来線と新幹線をそのまま走れるということでしたが・・
高速走行するにはなんとも難しそうな。でも、ほとんど完成の域までもってきたのに、肝心な車軸に擦り傷が発生する問題があるのだとか。それにランニングコストも高いらしい。
それを聞いて、あらためて、明治末期に後藤新平が具体的に計画していた、国内の幹線の標準軌化(今の新幹線の幅)が実現していたらと。
あの島安次郎技師のもとで、計画通りに確実に実行されたとしたら、日本の鉄道は随分と違うものになっていたのでは。
その分、後の新幹線計画は、逆に今とは違うか、なかったかも。なんとなくイギリス風?
でも現状は、線路幅のみならず、全国一つだった組織を分けちゃったり、ズタズタですね。
当時から規格を一回り大きくしていれば、コンテナや自動車陸送など、現在でも通用する、しっかりした貨物輸送システムも出来たのではと。