日曜日は、池袋の東京芸術劇場シアターイーストにて、演劇を。
東日本大震災が発端となった、危機的な事故によって故郷を追われた人を描く、とても重い題材。
これだけ情報の多い現在でも、この問題を真正面から向き合うことは難しいです。
さて、ここで演劇という芸術の力を、あらためて再認識させられます。
冒頭から、意外なほどの直球に、自然に引き込まれているうちに、ほんの少し、人の痛みに触れられたのかもしれない・・・。
短歌を通じて交流する、不思議な人間関係。
深く悩みながらも、明るく前向きに進む、主役の安田成美さんの雰囲気が、困難な現実に、確かな光を与えています。
これは、まさに、今の私たちへの直球ど真ん中!、お見事なお芝居でした。
作・古川健 演出・日澤雄介 出演・安田成美 高橋長英 ほか