ロバートキナの映画を見て、タチヤーナの話が出てきたことを以前に触れました。
個人だけの幸せではないものを守った女性を理想とする、という言葉。
ただ、オペラのあらすじだけでは、少々ぴんとこない。
それでは、ということで、韻文訳の本を。
ところが、最初のうちどうも読みにくくて、面白くない。それで時間もなくてそのまま。
それでついにオペラを観る前日が、予定が変わって時間が取れたので一気に。
決闘のシーンからがとても面白くなります。
それで、最後のシーンは、オペラの第三幕では、表されていない部分。
タチヤーナが、いかに本心を心の奥に閉じ込めてきたかが、切々と語られていて、強烈に胸に迫ってきます。
これは文学の力?。
というわけで、少しは、ロパートキナの言葉を理解できたような気分、かな。