チャイコフスキーの「くるみ割り人形」。
これだけ親しまれる音楽も、なかなかないですね。
バレエを観たのは、だいぶ久しぶりです。
実は、以前に観た時の印象が、音楽の素晴らしさと、舞台のストーリーに少々違和感を感じていて、少々引っかかりがありました。
今回の演出は、現実の世界と夢の世界とで、分けているのですが、それがとてもストーリーに合っています。
少女が、人形を大事にかかえて、眠りにつくまでが、とても自然で感動的。
2幕終了後の休憩中は、座っていられずにホワイエへ。そこで、この演出が、「ワガノワのくるみ」の伝統なのだと知り、納得。
子供の世界と大人の世界の両方を描いた、ロマンチックな仕掛けだったのですね。
今日は雪の精の合唱の部分が、耳から離れません。