今日は東フィルのオーチャード定期。
メインはチャイコフスキーの交響曲第6番。
やはり、今日は「悲愴」と思うと、他の曲とは意識が違いますね。
聴く側も身構えているからという事ではないですが、今日は会場内が静かなる感動に包まれていたような。
指揮は尾高忠明氏。
テンポなども特に誇張するようなところがなかったのですが、劇的な曲がより際立って聞こえるのが不思議です。同じオーケストラでも、指揮者が違うと、まったく印象が違うことがはっきるする典型のように感じます。
3楽章が終わったあと、すぐ4楽章には入らずに、間をとりましたが、思いのほか余韻が残って4楽章の冒頭が、より痛切に響きました。
外は猛烈な暑さでしたが、ホール内の時空は不思議なものです。隣はマジ泣き。