塩野七生著「ローマ亡き後の地中海世界」。
そもそも、ローマの方も滅亡間近からは、進みが遅くてずいぶん長いことかかって読みましたが、その続きで、こちらも上巻から下巻半ばまではノロノロ。
時間的なこともあるのですが、それだけじゃなくて、時代がひどくて、どうも暗澹たる気持ちになってしまうのです。
それでも、ようやく半ば過ぎからは進んできましたので、このあとも・・。
少なくとも2千年は人は争い続けているわけで、そのなかでやっていくには、個人から国家にいたるまで、簡単でないのは確か。
なんだか、結果を求めてしまいますが、どうも過程が大事でそのために人間が存在するのでは、などとも思えてきてしまいます。
少なくとも数十年のことだけではね・・。