日曜日は渋谷・オーチャードで東京フィルの定期演奏会を聴きました。
前半はモーツァルトのピアノ協奏曲第20番。ピアノは菊池洋子さん。
私のイメージではすっかり、ベートーヴェンのカデンツァで固まっている曲ですが、久々のモーツァルト。短調の曲ですが、何とも耳に心地よく過ぎていきます。
後半はマーラーの交響曲第5番。
5楽章の長い曲ですが、序奏のトランペットのソロと、第4楽章のアダージェットがあまりに印象強いので、親しめる曲ですが、CDで繰りかえし聴いてもなんとなく構成がわかるといった曲でもないです。
でもダン・エッティンガー氏の瞬発力あふれる指揮に、90名近いオーケストラ。
約68分と表記されていますが、その長さを全く感じないほどです。
このオーチャードでは、エッティンガーさんは常任指揮者としては最後。
拍手は鳴りやみません。
イスラエル出身のマエストロは最後に、譜面台のところで、スコアを観客に示してお開きとなりました。