さて、徳大寺さんは学生時代から社会人になって以降ずっと。もちろん「間違いだらけの・・」です。
もっとも、昔に1冊だけ家の本棚にあるのをよく見ていました。
私もクルマが好きですから、毎年徳大寺さんが各社の新車にたいしてどのような評価をするのかが、とても楽しみでした。ただし、かなりの辛口。
そのせいか、知人のひとりは、結構批判的だったり。
自動車メーカーにとっても、「完全に終わってる」などと、酷評されたりしたら、かなわないですね。開発担当者の人などは、どんな気持ちだったでしょう。
ところで、「間違いだらけの・・」の本には、個々の自動車の評価の前に、その時々の自動車をとりまく環境などの話題が載っていました。
その中で一度、長距離トラックの事故が多発して社会問題化していることに触れていました。
無理をせざるをえない環境について、「実は日本は貧しいのである」と、かなり鋭い、原因を指摘していたことが、強く印象に残っているのです。
お二人とも、あたらしい分野を確立された人ですね。