平(ひら)ボディー車はありますか?というお問合せ。
残念ながら、弊社ではすべて箱型、ウィング車になるため、平ボディーはないのです。
こういうお問合せは、昨年くらいから、とても多く頂きます。
平ボディーというのは、荷台部分が、屋根付きの箱になっていない、周囲にアオリと呼ばれる、低い覆いだけあって、屋根がない状態のトラック荷台の事をいいます。
鉄道でいえば昔の無蓋貨車にあたりますが、もうそんな言葉も通じませんね。
もっとも、大昔のトラックはすべて平ボディーでした。
これが欧米では、アオリがない、本当のまっ平らな(床だけ)荷台のトラックが標準だったとも。
それが、長年の荷物の形状の変化によって、箱型が主流になったわけですが、もうひとつ、ウィング車という、荷台の壁の上半分が、羽のように開いて、脇から荷物の出し入れが出来るトラックが普及したことも、平ボディーを少数派にしています。
ところが、最近の建設需要の高まりから、少なくなってしまった平ボディーのトラックが必要とされているのです。
重い資材の場合、脇からではなく、真上から吊り上げる必要があるため、ウィング車では無理なのです。
今日のお客様も、施設の屋根に、大型クレーンで吊り上げる機器を運ぶために、探されているようでした。ある時期にたくさんの台数を必要とするために、早い時期に手配をしたいとの事でしたが、なんとか見つかればいいですね。お役に立てず、申し訳ございませんでした。