先日はチェンバロの輸送。
演奏会のための輸送ではなく、ご自宅への移動。
一旦、お部屋に入れ、台と足の部分の位置決めをして、いざチェンバロを載せたところからが大変。
どうも、お客様の考える位置と微妙に位置が合わないようです。
メジャーで図りながら調整。壁との距離も計測。少しずつ位置合わせをして、あと何ミリ・・。
都度、お客様は椅子に座って鍵盤に向かって確認して・・。
粛々と、行き過ぎれば戻して、と数ミリの移動を繰り返しながら、私は内心、感動しているのでした。奏者の方の感覚は繊細。
「うん。これで完璧!」との声がかかるまで、その作業は続きました。