昨日の演奏会は全曲、藤田玄播氏の曲。
作曲者の名前で懐かしく思い出すのは、昔の課題曲「若人の心」。私が中3の時の年度の課題曲でした。コンクールでは別の曲を演奏しましたが、この「若人の心」も実際何度も演奏しました。
当時、父との葛藤があり、演奏していると何かが心に触れ、自然と涙が滲んでしまうのでした。もちろん気付かれないように。
友人に「この曲が一番好きなんだ。」と公言すると、当時ポップス系の課題曲に、皆関心が行く頃ですから、周囲からは意外な顔をされました。
さて、昨日のアンコールの2曲めで、この「若人の心」が演奏されました。この曲のトリオの部分は、作曲者が別に作った合唱曲の部分を用いていて、その歌詞がプログラムに。
そしてその部分は観客が一緒に歌うように配慮されていました。
昨日一緒だった専務は、この曲を初めて聴いたのですが、「とてもいい曲。そして、とても温かくて優しい、気品ある演奏会ね。」と
アミューズ・ウィンド・オーケストラさんは、毎年、邦人作品のみでの定期演奏会を行っており、9月には発表会という形式で、現役の学生さんとの合同でのクラシックプログラム曲にも取り組んでいます。