私が配車業務についてまもなくの頃は、まだ問題の原因を多方面から分析するという事はあまりなかったと思います。
お客様との間でも、問題が発生した時には文書で原因や対策などを書面にして提出することになった頃で、どちらかというとその書面自体を作成するのに注力していた時期でした。
しかし同じ問題が再発すれば、だんだん対策も複雑になり、手順も増えてしまい現実的でない対策が出来てしまいます。そのあたりが大変苦慮する事でした。
最近、お客様との定例の輸送品質の向上のための会議で、原因をひとつあげ、それはなぜか、さらにそれはなぜかと、どんどん原因をつきつめていく方法を知りました。
この方法で非常に良いのは、現場の人の声をより多く聞くことになることでした。
ひととおり、聞き取りを終えたあとの雑談でヒントになる話題が出たこともありました。
輸送業務・作業は、事故ミスなく完了してこそです。間断なく品質向上への努力が求められるのです。