秋山和慶指揮で、ピアノ・伊藤恵 モーツァルト「ピアノ協奏曲第20番ニ短調」、ベルリオーズ「幻想交響曲」。
残響の少ないホールで聴く弦の音が格別心地よいです。
幻想交響曲は、テンポは標準的で進み、第5楽章の中間を過ぎて後半にさしかかるところ、急にゆっくりを強調して静かになり、それが、そこからの長いクレッシェンドを強く印象づけました。
チェロの藤森さんは、飛び上がらんばかり。舞台から落ちそうなほど、一杯のN響はさすがに圧倒的迫力でした。
逆に驚いたのが会場の反応。埼玉会館はかなりお行儀良いというのか、拍手のみで終わることが多いのですが、今晩はブラボーの嵐!