子供の頃に読んだ鉄道の本の中で、鉄道技師だった島安次郎を「車両の神様」として紹介していました。
弾丸列車を計画した事で有名ですが、当時、危険が多く、多くの作業員の犠牲者を出した旧式の連結器を周到な準備のうえ、大正14年に一晩でほぼ全国の車両の連結器を新型に交換した伝説的な逸話が印象に残っています。
その子息の島秀雄氏も同じく鉄道技師で、父の弾丸列車計画を新幹線として実現し、何年か前にはドラマにもなりました。更に秀雄氏の次男の島隆氏も同じく技師として、東北新幹線などに携わり、台湾高速鉄道の顧問もされました。
まさしく華麗なる一族ですが、島秀雄氏は1998年に他界されるまで、終生ホームドアの設置を主張しつづけていたと言われています。