彩の国シェイクスピアシリーズ第28弾・「ヴェニスの商人」を昨日観ました。
シャイロック役が市川猿之助さん。アントーニオ役が高橋克己さん。
オールメールシリーズと銘打たれた、配役がすべて男性のみで、これはシェイクスピアの時代の慣例にそっています。
そういえば、映画「恋におちたシェイクスピア」では、女性が男性に扮して出演していましたね。
ポーシャ役は中村倫也さんでしたが、当初普通に女性が演じていると思い込んでしまっていたほどです。
さすがに市川猿之助さんの演技のところどころに、歌舞伎の動きや言い回しが強調されていて、会場内を沸かせていました。
間を多くとった演技、他の配役とは別世界の人という雰囲気が色濃く出ていて、本来喜劇とされているものの、どちらかというと悲劇としての印象が残りました。