荷台の寸法について触れましたが、先日、トラック荷台内で少々造作作業をしていました。
普段はそれほど関係ないのですが、ミリ単位で寸法を測ったりしていると、若干場所によって多少差が出ていました。
外側はアルミなどで比較的軽く作られた箱ですから、若干一部膨らんだりしているのかもしれません。ベルトで強く左右を締めれば、縮んだりもします。
話がここでそれますが、同じ軽量素材で作られた飛行機などは言わば風船のようなもので、地上から空に上がれば気圧の関係でパンパンに膨れて、地上に戻れば元に戻るという事をフライトの都度繰り返していますね。
この飛行機の話は知っている人が多いでしょうが、では新幹線の話しは?
窓際に座って肘掛けと壁の間にかるく手をあてると、トンネルに入る都度にその間隔が伸びたり縮んだりしているのがわかります。新幹線は気圧の変化が耳に違和感無いように、気密構造になっているので飛行機を同じような伸縮が起きているわけです。車体も傷みますよね。
これは昔の開発時期に、車両の室内をビニールですべて覆って実験して仕組みを解明したのです。トンネルに入った瞬間はビニールがピッタリ壁側に引き寄せられるようになって気圧が下がることがわかりましたが、その後は伸縮を繰り返すような動きがあったようです。
こんなふうにアナログ的に開発していったのです。
話は膨らまずに大きくそれました。最初のトラック荷台は気圧とは関係ないですからね。
川合運輸株式会社HP