少々日にちが経ってしまいましたが、先日のオーチャードでの東京フィルの定期演奏会の話を。
指揮は大植英次氏。
山田耕筰・「序曲ニ長調」、バーンスタイン・「ミュージカル・トースト」、「キャンディード組曲」
そして、ベートーヴェン・交響曲第7番。
ゆっくりめのテンポでの第一楽章。めずらしくリピートありでした。
私は大植氏の指揮ははじめて見るのですが、結構動きはおもしろいですね。左右に向きを変えるときに、ほとんど客席を向くかのごとくの角度。どうもそのへんが人気でもあるようで、隣の関西人に言わせると、期待している仕草を必ずしてくれる人が関西でとても受けるタイプのようです。昨年まで10年近く音楽監督として大阪フィルを率いた氏です。
大植氏はバーンスタインの愛弟子といえる人。バーンスタインが亡くなったあと、上着と指揮棒が大植氏に送られたとあります。
後ろから見てシワの多い若干体に合っていないように見える白いジャケットは、今日のプログラムにちなんでその上着のようです。