本日は東京・新宿文化センターにてアルス東京さん主催の「四季彩コンサート2013春」が開催されました。
演奏は荒川知子とファミリーアンサンブル&荒川洋。
荒川知子さんは生まれつき障がいをお持ちの方ですが、音楽一家の環境の中、9歳からリコーダーを始め、数々の演奏会やコンクールへの参加、そしてテレビ番組のテーマ曲の演奏や、地元仙台の七夕祭りのステージでの定期演奏など、現在では全国各地で演奏されています。
普段はファミリーアンサンブルとしてご両親と一緒の演奏のようですが、今日は新日本フィル主席フルート奏者でもあるお兄さんとの共演に、知子さんもとても嬉しそうなご様子でした。
演目はコレルリ・「ガヴォット」、ヘンデル・「泣かせ給え」。
そして、林光氏が二人の兄弟のために作曲された、「二羽の鳥、飛びながら話している」R.ロジャーズ・「サウンド・オブ・ミュージックより私のお気に入り」など
音楽を聞いて本当に「心が洗われる」というのを体感したのは初めてです。
菅野よう子・「花は咲く」の演奏後、知子さんは隣の洋さんに「伝わった」と話していました。地元の事に対しての思いは人一倍強いのだそうです。その気持をお兄さんが更に伝えていこうと作曲された荒川洋・「しあわせのたね」。
そして第一部の最後はイタリア曲「ソレアード」。この曲では途中で知子さんが歌い、メッセージもありました。
世界に向けたメッセージ。どんな肌の色の人も・・、憎しみを愛に・・・。
ここ数年で生まれた子供さんの時代には本当に実現するんじゃないでしょうか。