近くにあるけど、なかなか行く機会の少ない、さいたま芸術劇場。
蜷川氏演出の彩の国シェイクスピア・シリーズ第27弾上演の予告を見て、「たまにはシェイクスピアを観たい」と2名のリクエストがあり、ヘンリー四世を観に行きました。
早くから完売でしたが、前方脇の見切れる事を前提の条件で追加席が出ました。
ヘンリー四世はイギリスでは人気者らしいのですが、歴史的なことは普通わかりませんね。でもその辺は問題なしで楽しめるストーリーなのです。
フォルスタッフ役が吉田鋼太郎さん。ハル王子(ヘンリー五世)役が松坂桃李さん。
お客さんは女性が圧倒的。
吉田鋼太郎さんの安定感のある痛快な演技。たかお鷹さんのおもしろい演技が印象的です。
奥行きのある舞台ならではの効果、客席まで存分に使った演出、前半の笑いから後半へ少々しんみりとしていく流れ。もともと2部のものを一緒にするので忙しい感じでもありますが、楽しい舞台でした。