以前であれば、はじめて免許をとったらすぐにでも運転できた(制度上)トラックがこの大きさ。
もちろん大型車よりはすべてのサイズが小さいですが、運転台にのれば2トン車とくらべて格段に大きいことが実感出来ます。
逆に言うと、普通免許で運転可能であることから、サイズ的に重宝になり、昔からだんだんサイズが大きくなってきたのです。
この下のサイズが2トンロング車と呼ばれるタイプ。引越用途でレンタカーを借りる際によく使われるタイプです。住宅地を走る、宅配便の車両もサイズ的にはだいたい同じです。
この位であれば、普段乗用車を運転している人ならば、運転台が前に出ていることからくる曲がり角でのハンドル操作や、死角が多いことに注意したり、後ろの荷台部分の屋根高さの問題に十分注意すれば、まだ大丈夫でしょう。
ところが、このタイプが、現在の免許制度では、中型免許が必要になるのです。
というわけで、小さめの2トン車というのがこのタイプ。弊社でもこのタイプは用途を限って使用しています。運送会社としての2トントラックとしてはやや特殊です。
例えば、18歳の人が普通免許を取得して、同時に運送会社に就職した場合、2年間は、受験資格である、「20歳以上」・「(普通免許)取得後2年経過」のために、このクラスの車両しか運転できないことになったのです。そしてそれからの取得になるわけですから、結構ハードルが高くなってしまいました。