私がまだ学生時代、手伝いで行った先で、不慣れな人に対する態度が強烈で驚いた記憶があります。でもその後、いろいろな乗務員さんから、そのくらいは当たり前で、しょっちゅうだということを知りました。
ところが、そんななかでも、多くの社員さんから共通して、とても気分よく納品作業ができる会社があることを知りました。納品時に運転手に対する対応がとても丁寧だというのです。
もちろん誰でも知っている名前の会社。ある業種のトップメーカーです。創業者の精神がすみずみまで行き渡っているということもあるのかも知れません。
その話を聞いてしばらくして、そのメーカーの社員である知人と会ったときに、その話題になりました。知人は結構自信満々に、「うちは業者さんを大事にしているもん」と言いました。なるほど、さすがだと思ったものです。
さて、そんな会話があった日から二十数年たち、そのメーカーというより、その業種自体が大変な困難な時期に直面しています。
先日、乗務員さんから、初めて行ったところで勝手がわからず、随分怒られましたという話を聞きました。そこはまさにそのメーカーの名前を冠しています。もちろん実際に現場で働いている人は、業務請負している業者さんの社員だったりするのでしょう。
やはり時代は変わっていますね。