老舗蕎麦屋さんは半年後には再開を目指すとおっしゃってましたので、安心して今日はうどんの話。
昔、関東の地元でも、関西風としたうどんを食べたことがありましたが、今から考えると全くの別物。関東からすると、関西味に対しての相当な誤解があったように思います。
そして今でも麺はいいのに、出汁がどう考えても違うでしょという店もあります。
逆に関西の人は、関東のうどんの汁を見て、なんて辛そうとやはり誤解しています。
学生時代に、大阪でも有名なお店に入って、その出汁に驚いて以来の関西風うどん好きになったので、最近はたまに、例えば大阪駅あたりの立ち食いのうどんを食べても「ああ懐かしい」と感じるようになりました。
埼玉でもあちこちで、うどんが有名な地区があります。今では武蔵野うどんとよばれているようですが、醤油系のつけ汁がメインで、いわゆる田舎風というような舌触りで、讃岐系とは全く別物ですね。どうもこれは郷土料理的なもので、本来ハレの日の食べ物とも。いわばごつごつとでもいうような食感なのです。
さすがに美味しいお店がたくさんある蕎麦店とくらべると、讃岐系の本格的なうどん屋さんは関東の地元ではかなり限られてしまいます。