近隣国からのPMナントカの問題が急に深刻な影響として連日報道されています。
昨年のことですが、例年、黄砂の時にとても鼻や喉がつらくなるといっていたお医者さんがいました。砂だけじゃないんでしょうねともおっしゃっていました。
PM云々というのは憂鬱な言葉。そうです。排ガス対策で輸送業者は相当な負担を強いられています。10年程度前の規制導入時、そして段階的に引き上げられる基準に対応するための車両価格上昇に、メンテナンスコスト上昇。
でもそのような物質を排出する道具を使っているのですから、確かに義務を負うのも当然ともいえます。そもそも道路での黒煙の実態を知らないわけはなのですから、規制時を乗り越える際の資金的な困難さとは裏腹に、生理的(?)には実は楽だったのです。
そして首都圏を中心とした規制強化地域の空気はホントに綺麗になりました。たまに地方都市に行くとかえって排ガスの匂いが気になるほどに。ところが今度は海を越えて・・。
このところ、昔に読んだ星新一のショートショートや宮崎駿の千と千尋の神隠しのワンシーンを思い出します。
自国の空が綺麗になっても、安く物を作るためにどんどん海外に工場を増設してるのですから、その影響が来たとしてもそれは当然かも。テレビで「対策を求めないと」などとまじめに言っているのを見ると少々滑稽に思えます。