日曜日に、俳優座劇場にて、トム・プロジェクトプロデュースのお芝居「かえり花」を。
トチの木のある、ちびっ子広場と称する公園で、なぜか引き寄せられた三人の年老いた男女。
やがてそこの若い女性と、男性が加わる。
時間が前後すると同時に、あの世とこの世も行き来するようで、さらに登場人物の背景も、いわば半透明のような部分も。
結構どぎついセリフや、物騒なモノも登場するのに、なぜか優しさに包まれた感じなのは、現実と夢が混在しているからなのか。
年をとったら、ついには子供に戻って・・・だからなんの心配もいらないんだよね。
プロデューサー氏曰く、「弦楽五重奏」と。ほんとに5人のキャストにみとれた時間でした。
出演 大和田獏、藤吉久美子、有森也実、中嶋ベン、長野優華 作/日向十三 演出/小笠原響