私が仕事したての頃、原価計算か何かの作業中に、過去の燃料費の単価記録を見ながら、ああ、ガソリンが150円代の時代があったのか。さすがオイルショックだ、などと思ったことがありました。
週末だから、とか、どこそこへ行くからなどと楽しい気分でスタンドで給油という感覚がなくなって久しいです。
今は、そろそろ残り少ないからといって給油するのも煩わしく感じるのは手間ばかりではないのでしょう。
そのオイルショック後の頃、同級生の家がスタンドで、結構羽振りいいような雰囲気。また別の同級生の女の子も家がスタンドで、「儲かるよ」と言っていた。それから十数年。近所のスタンドの店主は「もう辞めたいですよ」とこぼしていましたが、さらにそれから二十年経ってしまいました。その店主は今でも頑張っていますが、日常に通る道路沿いのスタンドの減ったこと。
本社の近くでも随分と大掛かりな工事をしていましたが、規制が撤退の引き金になっていたのですね。
ある方が、地方でのスタンドのは、地域のライフラインの役割を担っているのに、これで良いのだろうかと警鐘を鳴らしていらっしゃいました。
減ったとは言っても、まだ周囲にないわけじゃない地域からでは気づけない視点です。