昭和30年前後の、のどかな浦和駅のホーム。
ホームには、50歳代と20台半ばの二人。
椅子に座って、しょんぼりとした父親の様子を気遣う、息子。
約67年前の私の祖父と父。
あまりに気落ちした感じで、列車に飛び込みやしないかと心配したと言います。
行った先は、当時浦和にあった、東京運輸局の浦和支所。埼玉でも当時は、東京運輸局の管轄。
今現在とは大違い。自動車運送事業は、許可ではなく、免許制。基本的には駄目なものを、文字通り特別に免じて許すというスタンス。
その日も何回目かになるが、書き方の違いか何かを指摘されて、返されたのだとか。