四天王寺では、境内のあちこちの像や建物を、五色の綱で繋げる行事が。
結縁(けちえん)綱と結縁柱というのだそうで。
で、説明書きでは、この柱はいわば卒塔婆なのだそうで。だと。
たいそうりっぱな柱で、お墓で風に吹かれてカタカタいうような、普通の卒塔婆とは大違い。
さて、四天王寺を観終えて、専務は、釣鐘饅頭を買いたいと。
聞けば、もう亡くなった親戚のおじさんが、昔から毎月のように来ては、天王寺さんの帰りだと言って、この饅頭をくれたと。
なので信心深い人だな、と思っていたそうです。
確かに、毎月かかさずお参りするなんて、さぞ信心深い御方だっただね、と話していたのですが・・
話していたのですが・・・その翌日・・・
それをお土産に義父に会って、そのことを話したら・・・
「ああ、おじさんは、将棋さしに行ってたんや。段もってるくらいやったからな。」
・・・
そっちかい!!ということになって、専務の大勘違いは、数十年経って、将棋の駒に吹き飛ばされたというお話。