来月に新幹線が函館まで。
所要時間は思ったより少々長めという印象。しかも函館駅までは乗り換えが必要。札幌までは、まだ8時間近く・・・。
思えば、痛ましい洞爺丸事故から62年。
青函トンネルの建設開始から55年。
そしてあの青函トンネル開通から、はや28年。
最初から新幹線の規格で造られたトンネルを、ようやく来月から、その列車がくぐり始めるのですね。
さて、当時に、新幹線開通を迎える、この現在の状況を想像できたでしょうか。
新幹線の開通と同時に、道内のあちこちの路線で、列車の本数が削減・・・。
もともと、分割で北海道単独という事に無理があることはよく指摘されたいたことです。
何しろ、広くて距離が長く、しかも自然環境は厳しい・・・。
鹿と衝突すれば、誰が来るわけではなく、運転士さんが一人で引っぱり出さないといけない。
まあ鉄道の位置づけが激変してきたわけなので、仕方のない面もありますが、本来、稚内まで路線が敷かれた意義を考えると、寂しいというか、これでいいんだろうか、と複雑です。
旅行に鉄道を選択する範囲は確実に狭まっています。
でも、情緒も大事ですよね。