日曜日は、Bunkamuraル・シネマにて映画「ロパートキナ 孤高の白鳥」(原題・Ulyana Lopatkina: A Russian Star)を観ました。
ロシアのバレリーナ、ウリヤーナ・ロパートキナのドキュメンタリーです。
本人へのインタビューや、関係者の証言などで、単に技術的な面ではなく、内面から光る魅力を描き出しています。
2歳位の時から、母親が働きにでかけ、家では一人に。そこからは自分の世界。好きなレコードをかけ、母親のドレスを着て、自由に踊っていたのだとか。
久しぶりに訪れた、母校のワガノワ・バレエ・アカデミーでは、当時の厳しさを語ってました。
オネーギンを演じたいという話から、プーシキンの描くタチヤーナに触れ、個人だけの幸せではないものを守った女性を理想とする、という言葉が、とても印象に残りました。
ロシア芸術の、ほんの片鱗に触れられたのでしょうか。