昨日は遅れ気味の事務処理を集中。そして今日は、昨年やり残したキャビネット内の書類整理を午前中。
あるていど片付いたので、午後からさいたま芸術劇場に。
今日は音楽ではなく、ハムレットでもなく、彩の国シネマスタジオ。
1958年公開の映画「張込み」(松竹)。
原作は松本清張。
監督・野村芳太郎。名前は出ていませんが、助監督が山田洋次なんだそうです。
脚本・橋本忍、音楽・黛敏郎。出演は大木実・宮口精二ほか。
黒澤の映画でもおなじみの人など、ずいぶん懐かしい人も。
東京の刑事が、強盗殺人の犯人を追って、九州に住んでいる犯人の元恋人の家を張り込む話し。
当時の撮影だけに、地方の情景がとにかく新鮮。途中で、とつぜん空撮がはじまりますが、その田んぼの光景は一瞬はっとするほど。モノクロなのに。
終わり頃になって、ストーリーから、割合最近にドラマで見たなと思い出しました。あとで調べたら昔から何回もドラマ化されていたようです。
ただ、私が見たドラマと違うのは、全体的な雰囲気。
時代にもよるのでしょうが、映像からは何となく明るさを感じますし、さわやかなエンディングなのです。