突然始まった井上マエストロのトーク。
今回の選曲は、2年前に埼玉会館に来たとき(2012/6/24「クラシックは古くない」)に、近くにある別所沼公園の風景を見て強い印象を受けたことから、この曲に決めたのだそうです。
以前はベートーヴェンのプログラムで、交響曲は6番の「田園」。
ブラームスの2番は、田園に例えられるけれども、ベートーヴェンのとは違って、鳥も鳴かない、風も吹いていないし、嵐もない・・・。
別所沼公園は、背の高い木が綺麗に並んでいて、散歩もできるようになっている貴重な人工の公園。
その対比を考えて、曲を感じてほしいという話でした。
ブラームスが避暑で滞在したヴェルター湖畔のペルチャッハで作曲された交響曲第2番。そして翌年に同地で作曲された協奏曲。
お客さんを楽しませるメッセージで、会場はすっかり井上ワールド。
お元気になられて良かった!