丁度1週間前に行ったコンサート。
東京フィルの定期演奏会です。
指揮はロシアのピアニストでもあるミハイル・プレトーニョフ。曲はロシア名曲集。
最初はショスタコーヴィチの祝典序曲。
吹奏楽でもよく演奏される、通常の作曲者の曲とはイメージがちがう明るい曲です。
次はカバレフスキーの組曲「道化師」。曲名や作曲者を知らなくても誰でも聴いたことのある曲。作曲はマルク・ダニエーリ。
児童劇のために書いた曲から選曲された短い10曲からなる組曲です。シロフォンの活躍が印象的です。
そして指揮者であるプレトーニョフ自身の作品、「ジャズ組曲」。
ジャズそのものも曲調で進行します。オーケストラのこの編成を前にして聞くと少々あれっと思いますが、奏者の方もジャズのノリで。途中からは、どこかの民謡調の雰囲気をもった曲調に変わっていきます。
後半はグラズノフ作曲、バレエ音楽「四季」。
アレクサンドル・グラズノフはチャイコフスキーとストラヴィンスキーの間になる作曲家。
なかなか聴く機会のない曲です。ロシアの自然を表現した、4部の構成のとても優雅な躍動感のある曲でした。やはりこの時代のロシア音楽はいいです。