意識して終戦記念日を迎えて何年になるでしょうか。
当時とくらべて、世界の情勢・日本と周辺諸国との関係も大きく変化していますが、歴史としての認識も、年々新たに報道や書籍などの情報が積もり積もって大きく変わって来ました。
戦後の政策、原爆投下にいたる経緯、真珠湾攻撃の事実、そして開戦までの情勢など、どれをとってもアメリカの公文書の公開などによって衝撃的な事実が判明しています。
いまでもまだまだ隠された事は多いのでしょう。
戦後はあまりにも偏った情報が多かったと思います。命を落とさずに帰還できた兵隊だった人も、終戦を挟んでのあまりの変わりように口をつぐんでしまい、又はつぐまざるを得ないような世論が形成されたのも一因でしょう。
それにしても新たな事実を聞かされるたび、国家の舵取りが一部の人たちの思惑によって左右され、本来ならば命を落とさなくても良い人が、一般の人にしろ、軍隊の人にしろ多数なくなるということには本当にやりきれない思いがします。
国民として国を守るために命を落とされた人達、空襲などの被害で命を落とされた人たちの事を忘れずに、最近の、人が変わったようなマスコミの報道に左右されることなく、冷静に事実を見る姿勢が大事にしたいと思います。