海外ではベートーヴェンの第九というものは、どちらかというと特別な曲で、日本のように年末に必ずどこでも演奏されるという事はないようです。
それにしても九つの交響曲をすべて演奏するというのは、なおさら考えられないことでしょう。
ベートーヴェンは凄い! 全交響曲連続演奏会。
2003年に初めて開催されたときは、指揮もオーケストラも複数で行われましたが、その後は2006年の岩城宏之氏の追悼として行われた時以外は一人の指揮者が振ります。そして小林研一郎氏は今年は5回目となります。
奏者の方にとっても大変なことで、昨年末の休憩時間中のトークで、ティンパニ奏者の方が、「本来は一曲、一曲に微妙な調整、奏法があり、今こう話している最中でも次の曲の事で頭が混乱しているほどで、全曲なんて本当に無謀な事」とおっしゃっていましたので、本当に無謀なことなのでしょう。
それでもプロ魂があえて挑戦したくなるのかもしれません。
休憩時間にロビーに人だかりが。
一曲ごとのオーケストラのメンバー表が貼りだされています。
コンマスはマロの篠崎氏です。このオーケストラが凄いです。