頻繁に納入で伺う場所でも、直接の取引先ではないため、その会社から納入ルールの詳細などの通知を書面などで頂くケースはほとんどありません。
納品をした乗務員が、現場で担当者から聞いたり、指示されたりした内容を、次に納入する乗務員に引き継いだりという形がほとんどです。
そのため、社内で徹底を指示する際に「このような場合にはどうしたらよいか」などの不明点、あいまいな点が出てきてしまいました。
今回はその納入先におじゃまして、今回の件を謝罪すると同時に、指摘事項の詳細、および現状の納入に際してのルールをお聞きし、現場での説明もしていただきました。
それによって具体的な運用ルールは確認できたのですが、また別の不明点がでてきました。
納入先からの指摘事項のひとつ、「正確でない番号が記載されている。」この理由。
再度、社内で当事者の本人に詳しく聞き取りをしました。ようやくそこで判明したのが、ある部分の項目に記載しなければならない番号を別の数字と勘違いしていたこと。
原因のひとつが、この単純な思い違いでした。そのことが「不正確な記載」となり、乗務員を特定しての指摘に至ったのです。
当初はこのことが浮き彫りになっていなかったのです。そのままでは再度クレームの発生となったことと思います。
結局第一の原因は、納入ルールのすべてを正確に把握していなかったことになります。
そして、このルールが同じく正確に全体に周知されていなかった事も原因となります。頻繁に納入する場所、慣れた場所という油断がありました。
今回の件をきっかけとして、直接的な指導だけでなく、現場からの日々の情報を、現在よりもより、多く吸い上げられるような体制にすべく、点呼方法の改善、および報告の場を新設することになりました。