さいたま市の川合運輸株式会社です

6月 2012Monthly Archives

新端末は?

マイクロソフトの次期OSの話は聞いていましたが、それにあわせてタブレット端末を出すとか。今までマウスやキーボードなどはありましたが、端末そのものを出すとは結構意外です。

まだよくわかりませんが、なんでも裏面がキーボードになっていて、ノートパソコンのようにもなるのだとか。

どちらかと言うと、よりビジネス的な使い方を重視した端末になるのかなと思いますが。
現状、仕事上ではさすがにiPadメインは無理です。重さでいえばノートパソコンと重量が同じですし。スマートフォンを使用してからは少々iPadの出番が減りました。カバンに入れるならノートPC、ポケットならばスマートフォンという棲み分けになっています。

ホントに薄い端末でなんでもできたらカバンはいらなくなりますかね。そのかわり本皮の封筒が売れるようになるんですかね?

物流産業新聞社さんの取材

本日は物流Weeklyの株式会社物流産業新聞社さんが取材に来て下さいました。

Gマーク認定に向けての取り組みと、弊社の社内改革への取り組みという話題が取り上げられました。

画像は左が株式会社物流産業新聞社の大西さん。右は弊社、営業・広報担当の川合専務です。ふたりとも関西出身。ひととおり、取材が終わった後の、地元の話題は、こちらでは全くわからない内容ですが、盛り上がっていました。

大西さんは物流に関する高度な資格もお持ちで、情報の最先端で仕事をされている方なので、一応運輸業界に長く属している私でも少々雑談するだけでも質・量ともに桁違いの情報です。こちらが取材を受けたのに、逆にこちらが様々な話題で勉強させていただいた時間となりました。

物流Weeklyさんのサイト

マーガレット・サッチャー

だいぶ遅くなりましたが、「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」を観ました。
まずはメリル・ストリープの演技はすごいです。

私はサッチャーという人がどういう経歴の人だったかを知りませんでしたが、議会での様子の映像は非常に印象的で、相手から批判されてもまったく動ぜずに「あなたにいったい何ができるの?」。後年、夫から「君の惨めな姿を見たくない」と言われて引退を決意したという新聞記事も強く印象に残っています。

サッチャーとエリザベス一世を比較というか、取り上げるケースは多いです。
以前のケイト・ブランシェットの映画エリザベスの中で、エリザベスが議会のなかで、批判した相手を逆にやり込めるシーン。このシーンこそ、これはサッチャーの議会でのシーンをイメージしたものではないかと思ったものです。

映画では、最近知られることになった認知症の症状をからめて、現在と過去が繰り返し出てくるめまぐるしいものですが、おもに夫に先立たれた寂しさや、周囲に疎まれての退陣の悲哀を濃くイメージして、現役の華々しさ、鉄の女といわれた姿との対比を出しているのでしょうが、現在の私にはそれよりも現実のサッチャーの生き方に関心が行きます。

フォークランド諸島の紛争は、当時衝撃的でした。でも現在の日本に突きつけられた問題として、この映画で描かれているサッチャーの決断は大変重いです。

「人命に代えてでも我が英国領土を守らなければならない。なぜなら、国際法が力の行使に打ち勝たなければならないからだ。」~マーガレット・サッチャーの名言 格言より

町営バス

めずらしいバスに乗ってます。
普通の路線バスではなく、町営、正確には市営バス。
お客さんは私だけ。なので、あまり時間は関係ないらしく、予定外ですが燃料入れますが、到着時間は大丈夫ですからと、スタンドへ向かうのかと思ったら、突然車庫へ向かって軽トラックのタンクから給油。こんな手がありましたか。

こんな道を40kmで走るので、普段は後ろから煽られぱなし、迷惑かけっぱなしなんだそうです。今日はそうでもないみたいです。
平日は病院に行くような高齢の人が主な利用者ですかと尋ねたら、もちろんそのような人も利用するのですが、平日は学生が利用しますとのこと。では、一杯ですねと聞くと、「いやローカルですからそこまでは乗りません」。

色々話してくださるのですが、この十数人乗りのマイクロバス、大分くたびれていて、駆動関係のどこかが相当ガタが来ているようで、普通に走っているだけで相当な騒音。なかなか聞き取れないのが残念。それでも運転手さんの、以前のお仕事の事なども聞いているうちに到着。

当然、このあたりでは車が必須。でも運転できない人にとっては大事な足です。隣の町では最近、このようなバスが廃止になってしまったようで、切実な問題です。

安全教育ミーティング

本日は安全教育ミーティングを行いました。
教材スライドあり、社内事例の分析あり、そして今回は社内の新体制の報告や、今後の営業方針の報告もあり、前回同様、予定より時刻をオーバーしてのミーティングになりました。

私はどうしても資料作成に時間をとられるので、細かいところまで気が回りませんが、休憩時間での飲み物の用意など、参加者が自主的に配慮してくれるのが、弊社のいいところです。

予告していた、外部研修参加のベテラン乗務員さんにも体験談を発表して頂きました。印象深く感じたことを話してもらえばいいですよと言っておいたのですが、やはり皆さんの前で発言するとなれば、きちんと自分なりに資料にまとめたものを用意していたので驚きました。でもだいぶ緊張してしまったとは、後での本人談。

今後も定期的に行いますが、終了後の雑談で、今後出来るだけ話が一方通行にならないように、全員参加型にしていこうとの意欲的な提案に、私は背中を押されっぱなしなのです!

実地研修の危険予知

ベテラン乗務員が一番印象深く語った、「危険予知」。
これは以前からテキストや最近では動画などでも訓練の教材などがありますが、今回は机上の研修ではなく、実地主体の研修です。

今回の研修では、通常の運転でアクセルを踏みながら、ある時点で急ブレーキを踏んで停止する場合の停止距離と、危険を予知した前提で、アクセルから足を離し、ブレーキに足を軽く載せた状態で、目標地点で急ブレーキを踏む場合の停止距離の違い。
この違いを実際に体感できるわけです。

特に危険を意識していなければ、通常はアクセルの踏みながら車は進みます。突然、何かが飛び出してきたとしたら、その時点でアクセルから足を離し、ブレーキペダルに載せ替え、踏み込んで初めてブレーキが効き始めます。

ここで、危険予知という事を意識していれば、例えば走行中に路地などが見えたら、その時点でアクセルから一旦足を離し、ブレーキペダルに載せた状態にします。
アクセルから足を話した時点で、ある程度エンジンブレーキがかかり、ペダルに載せた足を踏み込めばすぐにブレーキがかかるわけですから、意識していない時にくらべて、停止距離は短くなるわけです。

実際の研修では、交差点を模したコースで、前者の走行では交差点をオーバーし、後者の走行ではぎりぎち停止できたようです。講師の方いわく「もしここに子供さんが飛び出していたらどうなりますか?」!

話だけなら、それはそうだ、だけで終わりそうですが、やはり実車での体験というのは違います。聞いているこちらもこれは大事なことだと、早速、近く開催予定の安全教育ミーティングで、今回の乗務員さんに体験談を話してもらう時間を作ることにしました。

ベテラン乗務員さんの研修受講

先日、当社のベテラン乗務員さんが、外部の研修施設の安全に関する研修を受講しました。
今日は、受講した乗務員さんから、研修の内容や感想などを聞きました。
ほとんど丸一日に及ぶ研修ですから結構大変です。屋内の部屋での講習はせいぜい1時間程度で、あとはみっちり屋外で、実車を使用したさまざまな研修だったようです。

たくさんの経験を積んだ乗務員さんですから、逆にそういう立場から印象に残った点などを中心に聞きましたが、やはり内容は基本的とも言える事です。

第一に点検。オイルや水は当然のこととして、油断ならないのがホイールなどのナットの緩み。昔と違い、ほとんど機械で締める作業になっていますから、緩みに遭遇することはまずない。ところがその事が「緩みの想定」をなくしてしまうのです。点検ハンマーによる音で万が一の問題を見逃してはならないのです。

次に後退時の運転。これについては講師の人が、とにかく強調していたのが、バックをするまえにトラックのまわりを実際に1周して目視しなさいという事。これは「絶対」という事でした。以前に、今日は休日だからだれも周囲にいないだろうという安易な判断でバックをしたことで悲惨な事故が発生したことを例に上げ、何回も強調されたそうです。
実地の練習ですから、かなり狭いクランクのコースで、しかもトラックからは見えにくい低い障害物も置いてある部分をバックで進む練習を、「ゆっくり、安全確認しながら」と研修はすすんでいきました。

そして研修を受けた乗務員さんも、その話を聞くこちらも一番印象に残ったのが、危険予知という事でした。

再発防止への改善

頻繁に納入で伺う場所でも、直接の取引先ではないため、その会社から納入ルールの詳細などの通知を書面などで頂くケースはほとんどありません。
納品をした乗務員が、現場で担当者から聞いたり、指示されたりした内容を、次に納入する乗務員に引き継いだりという形がほとんどです。
そのため、社内で徹底を指示する際に「このような場合にはどうしたらよいか」などの不明点、あいまいな点が出てきてしまいました。

今回はその納入先におじゃまして、今回の件を謝罪すると同時に、指摘事項の詳細、および現状の納入に際してのルールをお聞きし、現場での説明もしていただきました。

それによって具体的な運用ルールは確認できたのですが、また別の不明点がでてきました。
納入先からの指摘事項のひとつ、「正確でない番号が記載されている。」この理由。
再度、社内で当事者の本人に詳しく聞き取りをしました。ようやくそこで判明したのが、ある部分の項目に記載しなければならない番号を別の数字と勘違いしていたこと。

原因のひとつが、この単純な思い違いでした。そのことが「不正確な記載」となり、乗務員を特定しての指摘に至ったのです。
当初はこのことが浮き彫りになっていなかったのです。そのままでは再度クレームの発生となったことと思います。

結局第一の原因は、納入ルールのすべてを正確に把握していなかったことになります。
そして、このルールが同じく正確に全体に周知されていなかった事も原因となります。頻繁に納入する場所、慣れた場所という油断がありました。

今回の件をきっかけとして、直接的な指導だけでなく、現場からの日々の情報を、現在よりもより、多く吸い上げられるような体制にすべく、点呼方法の改善、および報告の場を新設することになりました。

クレームの発生

今年最初に目標にしていたクレームゼロ。ところがクレームの発生は意外なところで発生します。
今回はお客様の荷物を届ける納入先の会社から発生してしまいました。内容は納品ルールを遵守していない運転手さんがいるというもの。しかも運転手名まで指定しての内容。こういうことは比較的異例の事です。

通常、納品先ごとにいろいろなシステムをとっていますから、納入先ごとに様々なルールがあります。
たまにしか行かない場所もありますが、頻繁に行く場所ももちろんあります。今回発生したのは、頻繁に行く場所。それだけに、指摘されたことには驚きました。

今ではどちらの納入先もセキュリティの問題から厳格になっていますが、今回の内容はどちらかというと単純な部分の不徹底。該当の乗務員さんに事情を聞き取りして、注意をうながしました。
本人も、必要なルールは守っているつもりで作業をしていましたが、1箱だけの納入だったので、すぐ終了することもあり、駐車位置などを指定の位置に停めることを守らないことがあったことを認め、以後十分注意します。すみませんでしたと謝罪しました。

以前ですと、だいたいこの時点で、社内の周知、および客先への報告となりますが、以前に触れた、原因の分析。なぜ?を繰り返してゆくと、ここまでで把握した内容では腑に落ちない点が出てきます。それに、社内への周知に際しての細かい運用内容で不明点が出てきました。

お得意さん

写真に載っていた最初のお得意様。
当時バイクに乗っていいた人は珍しかったと思います。
どこかの郷土資料館に手動動力の農業用の機会に、この会社の名前がありましたので、もともとそのような製品を製造しながら、内燃機関を動力とする機械の製造にのりだしたのでしょう。
最近叔父から、エンジンは富士重工から調達して自社工場でトラクターなどを製造していたと聞きました。
それこそ本当に全国を一緒に回って売り歩いたというのです。後に、祖父は寝るときには、お得意さんの方角には絶対に足を向けなかったと、よく聞かされました。

時代がくだり、需要の変化もあったのだとは思いますが、耕運機などを運ぶことは無くなって行きました。
二十数年前までは、その工場も残っており、おそらくは一部海外などで生産しながら営業されていたのではないかと思われます。
運送でのお客さんではなくなっていましたが、何かの所用で数回訪ねたことがあります。事務所の床は油の匂いのする、茶色い木の板張り。ギシギシ鳴らしながら奥へ行くと、「第一応接室」などと黒い板に手書きの白いペンキで書かれてあり、往時の活況を思い起こさせる建物でした。
今は既にマンションなどになっていて、面影はありません。