本日は東京フィルの定期演奏会。
指揮ダン・エッティンガー 歌劇「アルファとオメガ」、コンサートスタイルのオペラで、ヘブライ語の原語上演で字幕付。そして日本初演です。
作曲者はイスラエルの音楽家、39歳のギル・ショハット。
テルアビブの美術館で見たノルウェーの画家ムンクの同名の連作版画作品にインスピレーションを受けて作曲、ストーリーも作品の短い添え書きをヒントに書き下ろしたものだそうです。
現代版のアダムとイヴといえるものですが、ある意味おどろおどろしい悲劇です。どうとらえたらよいのか、とまどうような作品です。
地球上最初の人類であるアルファとオメガ。最初は愛の物語ですが、そのうちに蛇、熊や虎、ロバ、豚が・・ アルファとオメガは死に、島に残るのは半人半獣の子供たち・・!
1幕構成なので途中休憩なしでしたが、音楽が親しみやく、場面の変化に引きこまれて楽しめました。さすがエッティンガーさん。イスラエルのお仲間との上演、熱が入っていました。