さいたま市の川合運輸株式会社です

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ヘンリー四世

近くにあるけど、なかなか行く機会の少ない、さいたま芸術劇場。

蜷川氏演出の彩の国シェイクスピア・シリーズ第27弾上演の予告を見て、「たまにはシェイクスピアを観たい」と2名のリクエストがあり、ヘンリー四世を観に行きました。

早くから完売でしたが、前方脇の見切れる事を前提の条件で追加席が出ました。

ヘンリー四世はイギリスでは人気者らしいのですが、歴史的なことは普通わかりませんね。でもその辺は問題なしで楽しめるストーリーなのです。

フォルスタッフ役が吉田鋼太郎さん。ハル王子(ヘンリー五世)役が松坂桃李さん。

お客さんは女性が圧倒的。

吉田鋼太郎さんの安定感のある痛快な演技。たかお鷹さんのおもしろい演技が印象的です。

奥行きのある舞台ならではの効果、客席まで存分に使った演出、前半の笑いから後半へ少々しんみりとしていく流れ。もともと2部のものを一緒にするので忙しい感じでもありますが、楽しい舞台でした。

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便利な4トン車

中途半端になってしまった4トン車。

と、ネタにされて少々かわいそうですね。本来はとても便利でもちろん今でも大活躍です。

では再度画像を。

この車両はウイング車。

片側をオープンしますと。

こうなります。

というわけで、このタイプの車両は、屋外でのイベントなどで特設ステージに早変わり。
こういう使い方もあるのです。4トン車の話題はこうしてしっかりと宣伝でまとめです。
皆さんよろしくお願いします。

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東京家族

映画・東京家族を観ました。

観ることは決まっていて、どうも日程がとれず、公開から日にちがたち、近所の映画館では朝の1回のみ。スクリーンも入口に一番近いところ。観る人の年齢層が結構高かったからかな。

家族のあり方にというものにとても強く思い入れのある山田洋次監督が、60年前の小津安二郎の東京物語をモチーフにした作品。

最近、よく山田監督は、黒澤監督が晩年に小津作品をよく見ていたというエピソードに触れていたことが印象深いです。

撮影準備が進む中、震災と原発事故が発生したため、そのままでは現代に日本を描けないと、撮影を中断、台本とキャストを一部変更して作られました。

日本の自然の描写、舞台を島に設定するなど、監督らしさが出ています。数十年先に作品を観る人も意識した作りです。

山田監督は、よくインタビューでも日本の将来を憂いています。映画の終盤に紀子(蒼井優)にたいする、橋爪功さんが演じる周吉の言葉は、監督の今の若い人に対する励ましの言葉なのでしょう。

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文化度高い

乗務員さんとの話の中で面白いことを聞きました。

先日、ある乗務員さんが高等学校の演奏会の楽器運搬の担当をしたのですが、その際、待機する時間に演奏を聴くことが出来たそうです。

演奏を聞きながら、とても感動し、特に曲の中でも、ある楽器から別の楽器にメロディーのバトンタッチをした部分に涙してしまったのこと。

演奏会が終わり、楽器の搬出の最中、顧問の先生がいらしたので、その話をしたところ、ちょっと来てくださいと呼ばれて、大勢の生徒さんの前で感想を話してくださいと頼まれたそうです。

さすがに緊張したとのことですが、感じたままに話しをして、最後に「このような仕事ができることは幸せです」と締めくくったとの事でした。

今回この話をした時に、あらためてこの乗務員さんは常日頃、地域で開催されるような演奏会からコンサートまで幅広く、色々なジャンルの音楽や舞台・映画に触れる機会を作っているということを聞きました。

文化度高いですよね。なかなかそうでなくては、突然感想をといわれても、そうそうすぐ言葉に出てこないのではと思います。

感心しきりに嬉しい気分になった話しでした。

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のぼうの城

先日ふれた「のぼうの城」。以前に読みかけの小説を読み終わったので、大須つながりで、映画館へ。

丁度、昨日は夕方に原作者の和田竜氏の舞台挨拶があると聞き、折角だからとその時間帯にて鑑賞。舞台挨拶の締めは会場内全員で、映画の中で農民がやっていた鬨の声を。エイカ・エイカ・オー!と手も振り上げて三唱。

映画は大ヒットで、特にさすがに埼玉では大人気で、リピーターまででているそうです。もともと脚本が先で、映画化をすすめるために、あえて原作者に小説化を依頼、その後、映画化にこぎつけとの事。

埼玉で人気なのは、案外知らなかった痛快劇というところなのでしょうか?
私としては、小説を読んだ時点で、特にのぼう様が「戦いまする」となった直後、納戸の中での騒ぎ。「・・・これが人の世か。ならばわしはいやじゃ。・・」。現在までも延々続く不条理にたいする率直な慟哭。それに自然に反応した坂東武者。
読んでましたから、映画のシーンでは待ってましたと、さすがに胸の震えをおさえるのがやっとでした。

はい。わたしも嫌じゃ。私も許さん。世の習いなど。

舞台挨拶の冒頭、ここは写真オーケー。ブログでもツイッターでもどうぞとお許しが出ました。原作の和田竜氏です。

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蝶々夫人

明日から2日間、11月24日・25日にオリンパスホールにて西本智実プロデュース公演 オペラ「蝶々夫人」が上演されます。

演奏は、今月初め上野にて結成記念コンサートを開催したイルミナートフィル。

今回のオペラ公演に向けて、合唱団をオーディションで結成したり、様々なワークショップの開催、今回の舞台に八王子芸者衆が登場したりと地元と一緒になっての取り組みが行われています。
定期的なトークイベントは、当初の計画とはケタ違いの参加者が集まり、開催場所も変更したほどだそうです。

来年には、多摩地方の郷土芸能として受け継がれている、操り方が独特な人形劇である、八王子車人形との共演が予定されているとか。

次々と新しい世界を切り開く西本さんの推進力ってすごいですね。

貴重な機会

今日はなかなか普段は接するの少ない楽器のついてのご説明いただく機会がありました。
舞台裏での、プロの方の細心の取扱いについての大変さに触れることができ、とても勉強になりました。

すばらしい音楽を作り上げるさまざまな過程。このような貴重な機会はとても緊張しますが、私にとっては至福のひとときです。

画像はタイゴング。銅鑼の仲間で音程のあるゴングの種類。本当に限られた演目でしか登場しません。

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公演最終日

ツアー輸送も、今晩の公演で最終。
搬出を完了して出発との報告がありました。

予定のスケジュールでは、都市の駅前でのホテルでの荷物の積卸しが、道路混雑時にスムーズに行くかどうか不安な場所もありましたが、関係者様のご配慮もあり、現地にて時間帯を大幅に変更し、スムーズにに作業完了できたとの事。

弊社の担当者にたいして様々なお気遣いいただき、ありがとうございます。

こちらも細かいところで、連絡がたりないところもあり反省点もいくつかあります。
帰着するまで運行は続きます。
最後まで気をゆるめずに輸送にあたらなければなりません。

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かもめ来るころ

亀戸のカメリアホールにて、トム・プロジェクトの舞台、「かもめ来るころ」を観ました。
東京では2日間での3回の公演のみ。再演ということなのですが、脚本家のふたくちつよし氏のコメントでは、今回ほど再演に当たっての意識が変わった作品はないとの事。

ストーリーは実話。海を埋め立て、火力発電所が建設される計画をしった主人公が、この海をめざして飛んでくる鳥の事を考え、そして長い時間をかけてつくられた自然を、こんな短期間に勝手に壊していいものかと、高度成長時代の「良識派」に敢然と立ち向かった話です。

高橋長英さん演じる、主人公の松下竜一氏は40年前に、少数の仲間とともに環境権を守るために闘い続けてきたとの事。
弁護士もたてずに、電力会社、自治体、国を相手にしての裁判。

壮絶な闘いを続けながらも、お芝居自体は斉藤とも子さん演じる、竜一氏の妻・洋子さんとの夫婦愛が、芝居全体を暖かいものにして、静かな感動を生んでいます。

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プロ

昨日の公演初日。
搬入作業に立ち会い、ステージマネージャーさんともご挨拶。

さすが、早速様々な段取りをてきぱきと、こなしてらっしゃいます。

楽器の搬入場所の指示に始まり、担当乗務員への、楽器の収納方法の説明、そして組立・分解の仕方。ケースを開閉するときの注意点など。

ケースの収納などは基本的には楽団の人がされるのですが、終演後は楽団の人は汗びっしょりになるので、着替えたりするので、その間サポートできるように、あらかじめこちらでもできるように準備しておくとの事。

他にも、袋に入った中身をおなじく乗務員に説明。衣装などをいれる箱などに穴が開いた場合に補修するためのテープまで・・

そうかと思えば、楽団の方が、休憩時にタバコを吸える場所の案内まで。

リハーサルが終わり、トークの舞台設定に移ると、今度はさりげなく、楽団の方が座っていた椅子の位置をマーク。(ゴルファーがグリーンでするような感じで)

そして、リハーサルの椅子や楽器の位置を動かすことは絶対譲らずに、トークの投射スクリーンの位置決めの指示など・・・。

打ち合わせの時に、社長さんが、あの人はなんでも知っている。あの人に任せれば大丈夫とおっしゃっていた意味がよくわかりました。
やはりプロの世界はすごい人が揃っていますね。

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