さいたま市の川合運輸株式会社です

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トム・プロジェクト「案山子」

外出はできるだけしないようにと、言われても、今日は下北沢・本多劇場へ。

トム・プロジェクトの舞台「案山子」

終戦間近のある小さい村。情報も入らないなかで、翻弄される人たち。

滑稽な、木と紙でつくったハリボテの戦車にも、笑うには複雑すぎる・・・。

戦争の悲劇を背負わされるのは常に庶民・・。作り手の思いが、涙とユーモアで伝わります。

終演後、主演の近藤正臣さんから挨拶。この天気の中、せいぜい10人位だろうと思っていたのですが、こんなに大勢の人に来てもろうて・・と涙ぐみながら。

あとで聞きましたが、観客の一人ひとりと握手をしようと考えたいたらしいです。ファン思いの役者さんですね。

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舞台道具の搬入・笹塚ファクトリー

今日は舞台大道具関係の輸送でした。昨晩から稽古場などで積込、今日は美術大学のキャンパスで積込みをして、笹塚の笹塚ファクトリーへ搬入です。

笹塚ファクトリーはトム・プロジェクトさんの舞台でも何度か行きました。舞台を観る時は、この場所だと電車でいくので、駅前しか見ていませんでした。

今回、搬入にあたって場所を確認したら、このビルには、他に電子機器の納入で良く訪れていた場所。

通常、車両は甲州街道側しか見ませんから、同じビルとは気付かなかったですね。

いつも思いますが、演劇の舞台は、地下だったりして、自分がいまどこにいるのかわからない感覚があります。それがまた異空間のような雰囲気を醸しだして、それがいいのです。

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トム・プロジェクト・舞台「裏小路」

昨日は新宿・紀伊國屋ホールで、トム・プロジェクトプロデュースの舞台「裏小路」を観ました。

出演は、吉田栄作さん、秋野暢子さん、吹上タツヒロさん、辻井彰太さん、そして下條アトムさん。作・演出は中津留章仁さんです。

場面は高校の職員室のみ。

生徒の自殺やいじめ問題、そして生徒の言動に振り回される教師。ストーリーを追いながら、観客の脳裏にも色々な場面がよぎったのでは。

そして新人の辻井彰太さん演じる生徒の言葉。「私達は人なんか見てないですよ。私達が見ているのは◯◯ですよ。」・・・

最初から最後まで、キャストの体育教師と共に、観客も全力で走らされるかの如き、トム・プロジェクトさんの舞台らしい、現代の問題に真っ向から勝負の力作です。

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彩の国さいたま芸術劇場・ヴェニスの商人

彩の国シェイクスピアシリーズ第28弾・「ヴェニスの商人」を昨日観ました。

シャイロック役が市川猿之助さん。アントーニオ役が高橋克己さん。

オールメールシリーズと銘打たれた、配役がすべて男性のみで、これはシェイクスピアの時代の慣例にそっています。

そういえば、映画「恋におちたシェイクスピア」では、女性が男性に扮して出演していましたね。

ポーシャ役は中村倫也さんでしたが、当初普通に女性が演じていると思い込んでしまっていたほどです。

さすがに市川猿之助さんの演技のところどころに、歌舞伎の動きや言い回しが強調されていて、会場内を沸かせていました。

間を多くとった演技、他の配役とは別世界の人という雰囲気が色濃く出ていて、本来喜劇とされているものの、どちらかというと悲劇としての印象が残りました。

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展示会・イベント輸送の準備開始

今月も展示会やイベント関係の輸送を控えています。

今回は少々特殊な?イベントのようで、重量のある機器を搬入するのですが、車両の入れない商店街を通過して、建物内もサイズ的に制限のあるところへの作業予定。

というわけで、現地下見から始めようと準備をしていたところで、お客様のほうからとても詳細な資料が届きました。

こちらがちょうど確認したかった部分がすべて明確になった画像などが送られてきたので助かりました。

あとは、何を準備して、どう作業の段取りを決めるか検討です。

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新妻聖子ひとり芝居「青空」初日

今日はトム・プロジェクトプロデュースの舞台、「青空」の初日でした。

新妻聖子さんのひとり芝居。作・演出は東憲司氏。

舞台では最初から最後まで一人だけ。一人芝居はいつもどんな風に進んでいくのか、どんなストーリーなのか、興味深々です。

ちょうど10年前にミュージカル「レ・ミゼラブル」が初舞台の新妻さん。舞台で透明感のある歌が始まれば、そこはまた別世界が拡がります。

この「青空」、以前にとても好評だったと聞いていましたが、今回の再演に際して大幅に内容が新しくなったようです。その分、演じる側には大変なプレッシャーがあったようで、終演後のカーテンコールでは、新妻さんも感極まった様子で、しばらくコミカルなトークになりました。

このような場面を見れるのも演劇の生の舞台ならでは。やっぱりいいな。

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吹奏楽で演劇を思い出す?

今年新しくお申込みいただいた高校の吹奏楽部のお客様。

弊社の車庫にも近い学校さんです。

さて、その高校名を聞いて私がまっさきに思い出すのは実は吹奏楽部ではなく演劇部なのです。

もちろん現在もですが、私の学生時代、とてもレベルの高く、OBの人達を中心に劇団を結成されたのです。

その初めての公演を観て驚いたこと。とても何年か年上とも思えない完全に大人の演技。衝撃の舞台でした。

さて、実は弊社の社員さんにも、この学校が出身の人がいます。当時は吹奏楽部はなかったのではないかなとも。

ご挨拶にうかがったときは丁度、校内を移動中でチューバをかかえた生徒さんも。皆さん頑張ってください。

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完全姉妹

今日は赤坂レッドシアターでトム・プロジェクトプロデュースの二人芝居「完全姉妹」を観ました。

キャストは真野響子と眞野あずさ。

女優さん姉妹の二人芝居とは・・。テレビでの二人の印象とはやはり違うのもこのようなお芝居ならではです。

作・演出は近年数々の受賞をしている中津留章仁氏。

トム・プロジェクトさんの創作劇は、はじめに戯曲ありきではなく、プロデューサーの岡田氏が希望する作・演出家に依頼して、共にキャスティングをしていくという形で一貫しているそうです。

実際どのようなプロセスで作品というものが出来上がってくるのでしょうか。少なくとも観る側は、相当贅沢な時空間にいられるという事を毎回実感します。

トム・プロジェクト2013年度 第二弾 「百枚目の写真~一銭五厘たちの横丁~」

原作・児玉隆也 写真・桑原甲子雄 作、演出・ふたくちつよし
出演・大西多摩恵、鳥山昌克、冨樫真、森川由樹、向井康起、田中壮太郎
7月24日~28日 笹塚ファクトリー  トム・プロジェクトHP

 

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稽古の時間

さいたま芸術劇場の財団の情報誌によれば、松坂桃李さんは「稽古時に灰皿は飛んでいませんでした(笑)」などと。

蜷川監督は怖いというのは何かのドキュメンタリーなどでのイメージでしょうか。

同じ情報誌のなかで、吉田鋼太郎さんの話では、過去に蜷川監督との最初の出会いでは、飛んできた言葉に心折れて・・とありました。

そういう立場の人は、もしかして一つの作戦だったり?

正直、学生時代の経験では皆さん結構怖かったですね。のほほんとした1年を過ぎて顧問が変わった途端に環境が激変してついていくのが大変でした。

特に秋のコンクール前にしての、夏の学校に泊まりこんでの合宿の事を思い出しました。日中は特に何もせず、夜の体育館での練習。

舞台の反対側からの怒号、罵声に本当に震え上がったものです。当時はそれをバネにというよりもただただ萎縮していたような。

思い出しただけでも少々ドキドキして来ました。

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さいたまの芸術劇場

昨日の劇の出演者の松坂桃李さんの名前を出したら、娘が「なんで私のチケットとってくれなかったの?」・・だと。

観客の圧倒的女性数もその影響も?

でも年齢層はかなり幅広い感じでした。このシリーズの人気のほどがよくわかります。

シェイクスピアらしさは一長一短といった感じかもしれません。

ところでこの劇場は、舞台を創る側からすると、望みのほぼすべてが揃った理想の作りなのだとか。設計段階から綿密に、作り手の側の意見をとにかく取り入れた建物のようです。

通う側からすれば、立地がもう少々利便性の良いほうが・・。蜷川監督のゴールドシアターも行われるのですから。

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