さいたま市の川合運輸株式会社です

舞台Category Archives

喜歌劇「こうもり」

大晦日からもう2ヶ月ですか。昨日は東京文化会館に行きました。

小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトで、J.シュトラウスⅡ世:喜歌劇「こうもり」。

指揮は小澤征爾氏と村上寿昭氏の振り分け。

豪華な舞台装置は、メトロポリタン劇場オリジナルのものを使用したようですね。

序曲は誰でも知っている曲で、抜粋で聴く機会も多いですが、舞台で観るのは初めてでした。

序曲の中盤で、もの悲しいメロディから軽妙なリズムに変わるところ。この部分が舞台上でこんな風になっているとは、驚き。おかしくて、ひっくり返りそうです。

刑務所の看守・フロッシュ役が、なんと笹野高史さんというのにも驚きましたが。

アドリブ満載で、ムーンウォークまで。

あちらでは、年末年始の恒例行事だと。なるほど。

tokyobunkakaikan201602

休憩も長く、ゆったりと楽しい時間が流れます。

tokyobunkakaikan2-201602

川合運輸株式会社HP

ロパートキナ 孤高の白鳥

日曜日は、Bunkamuraル・シネマにて映画「ロパートキナ 孤高の白鳥」(原題・Ulyana Lopatkina: A Russian Star)を観ました。

ロシアのバレリーナ、ウリヤーナ・ロパートキナのドキュメンタリーです。

本人へのインタビューや、関係者の証言などで、単に技術的な面ではなく、内面から光る魅力を描き出しています。

2歳位の時から、母親が働きにでかけ、家では一人に。そこからは自分の世界。好きなレコードをかけ、母親のドレスを着て、自由に踊っていたのだとか。

久しぶりに訪れた、母校のワガノワ・バレエ・アカデミーでは、当時の厳しさを語ってました。

オネーギンを演じたいという話から、プーシキンの描くタチヤーナに触れ、個人だけの幸せではないものを守った女性を理想とする、という言葉が、とても印象に残りました。

ロシア芸術の、ほんの片鱗に触れられたのでしょうか。

川合運輸株式会社HP

プリンセスマーシャの座

先日観た、ワガノワバレエアカデミーの公演を取り上げたドキュメントがWOWOWで放映されていました。

主役のマーシャをめぐる競争は熾烈、というか過酷ですね。

すでに少女マーシャ役を過去に射止めた、成績優秀なダンサーが、プリンセスマーシャ役も演じるという夢を成し遂げられるか、・・・。

多くの観客が涙を流して感動するような、華やかな舞台の裏では、大勢の人の努力なしでは成り立たないという事を実感しました。

川合運輸株式会社HP

トム・プロジェクトプロデュース「東おんなに京おんな」

豊島区立舞台芸術交流センターあうるすぽっとにて、岡本麗×鶴田真由ふたり芝居。

岡本麗さん演じる京おんな。

なんとなく想像がつきそうなリアクションに、想像できないホントの事情。

鶴田真由さん演じる東おんな。

何ら変わることのなさそうな、勝ち気な東おんなの、徐々に現れてゆく心情。

全く別々のようで、それが最後には自然まとまっている。

とてもおもしろい戯曲です。

再演とのことですが、前回とは台本も変わっていて、よりオリジナルのセリフが多くなったとのこと。

二人芝居ですので、とにかくしゃべり続ける演技。さすがのお二人です。

コミカルで楽しく進行しますが、人の「心」ということが、とても後に残るお芝居でした。

川合運輸株式会社HP

トムプロジェクト「南阿佐ヶ谷の母」

新宿の紀伊国屋ホール。

昨日が、トムプロジェクトプロデュースの「南阿佐ヶ谷の母」の初日。

作・演出 水谷龍二 出演 木の実ナナ・宇梶剛士・真山章志・李丹・大鶴美仁音・カゴシマジロー。

ホール入口にある掲示が。

このお芝居が、10日前に沖縄の公演で始まったのですが、なんと主演の木の実ナナさんが、アクシデントで入院、リハビリ中なのだと。

中止?代演?

と思いきや、車椅子での出演!

ええっ?大丈夫なのかな、と思いましたが、逆に生粋の舞台人の木の実ナナさんには、降板などありえないのかも。

ひとたびお芝居が始まれば、まったくそれを意識させないのは、さすが。

少々ワケありな、なんだか心もとない占い師の役・・・。

面白く切ない、人情味あふれる舞台でした。

tomproject201511

川合運輸株式会社HP

 

演劇祭で

重さはさほどないけど、幅も高さも大きい。

だって大道具ですからね。

でも舞台で使用するものだから・・奥行きはほとんどない。

でも、乗用車では運べない・・。

というわけで、私どもの出番。

各地で高等学校の演劇祭が始まっています。

enngekisai201509

川合運輸株式会社HP

木村多江ひとり芝居「エンドロール」

土曜日の夜は、赤坂レッドシアターへ。

トム・プロジェクトプロデュース 木村多江ひとり芝居「エンドロール」。

テレビのドラマ。最近はあまりわからないけれど、なんとなく薄幸な女性のイメージのある木村さんは、そこにはいないのです。

コミカルで、時には変顔に近い表情。自宅の居間で寝っ転がる・・・。

それでも後半、きれいな声で「ムーンリバー」を口ずさみ、大粒の涙を・・・。

舞台ならでは、です。

演技派木村多江さんに圧倒されます。

それにしてもひとり芝居は真剣勝負!

ところで、私たちもエンドロールは最後まで派です。

akasakared201506

川合運輸株式会社HP

座オペラin新橋演舞場~オペラ「蝶々夫人」

今日は夕方から新橋演舞場へ。

指揮者の西本智実さんのプロデュースによる、オペラ「蝶々夫人」です。

普通なら、演舞場でオペラ?、となりますね。オーケストラピットはないし・・。

そこは、その劇場の特徴を生かした演出。オーケストラは上手側、演者は中央から花道に。独特ですね。

そして、新橋芸者衆の皆さんの出演!

日本人から見ての蝶々夫人には、どうしても違和感を感じてしまうものですが、この舞台にはそれがありません。

今日は、特に、武士の娘ということ、日本の精神性を大事にしたという、最後の場面での演出が、とても印象に強く残ります。

ある意味の潔さという部分もあるのですが、かえって胸にささって、感動しました。

shinbashi2-201505

川合運輸株式会社HP

ホールはまだ工事中

ウェスタ川越は、まもなく川越市市民会館に代わるコンサートホールになりますが、現在のところホールの一部はまだ工事中のようですね。

先日行った際に、ぐるっとひとまわり。

裏に廻って、搬入口の表記を見ると、ん?!

実際、見た目の高さは、もう少しありそうだし、実際の運用は変わるのでしょうが、もしホントにこのままだったら先が思いやられます。

westaloading201503

川合運輸株式会社HP

トムプロジェクト「スィートホーム」

今日は赤坂のレッドシアターにて演劇を観ました。

トムプロジェクトの「スィートホーム」。

実際に起こった中学生による、家族3人殺害事件から発想を得て作られた物語。

事件から3年近く経過し、事件当日たまたま留守のため難を逃れ生き残った祖父と、少年院の仮退院まじかになった犯人である孫が、いったいどう向き合うのか・・。

これだけ重いストーリー。いったい、どのような結末を迎えるのか。

そのラストは、役者さんと迫真の演技と渾身の脚本によって見事に締めくくられました。
目の前で、途切れることなく展開される、演劇のもつ恐ろしいほどのパワーに圧倒された2時間でした。

さすがに今日ばかりは、観おわって、地下の劇場から階段を上がって地上にでたところで、持っていた傘を思わず、杖代わりによろよろと歩いたほど。

akasakared201502

川合運輸株式会社HP